2026年6月8日に導入開始されたe学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド3
前作は遊タイム全盛期の頃に登場した機種なので、実に5〜6年ぶりの続編である。高尾は途中で民事再生も経験しているので、それがあったからここまで間が空いたのかもしれない。
もし何事もなければ、もっと早く続編が出ていた可能性もあるだろう。
この作品は原作者が亡くなっており、原作も未完。そのため使える素材には限りがある。どうしても前作と似た演出構成になってしまう部分はあるだろうが、それは致し方ないところか。
超簡易スペック
大当たり確率……約1/299
ラッシュ突入率……50%
ラッシュ突破率……約80%
LT継続率……約93%
LTまでは2段階あるものの、下位ラッシュで1回当てればそのままLTへ昇格するタイプ。
特筆すべきは下位ラッシュの性能で、出玉はLTと同じ上に継続率も約80%ある。LTにはかなり入りやすい部類と言っていいだろう。
というか80%を初回で引けないようなら、仮に93%からスタートしてもどうせ引けないのである。
めちゃくちゃ久しぶりの新作
e学園黙示録ハイスクール・オブ・ザ・デッド3を実戦。
前作はまだ遊タイム全盛期だった頃の機種なので、本当に久しぶりの新作である。5年ぶりぐらいだろうか。
メーカーも変わらず高尾。
遊タイムこそ無くなったものの、今風にラッキートリガーを搭載したミドルタイプとして帰ってきた。
スペックをざっくり説明すると、初当たりの約半分で下位ラッシュへ突入。
その下位ラッシュは継続率約80%で、そこで1回でも当てれば継続率約93%のLTへ昇格する。
最近のLT機は初当たりから何段階も壁があったり、突破率がやたら厳しかったりするが、この台は80%を1回通せばいいだけ。
できれば時短引き戻しも欲しかったが、93%継続が待っていることを考えれば贅沢は言えないだろう。
相対的にはかなり遊びやすいLT機だと思う。
今回は金ギレとプレミアてんこ盛りを選択。
この組み合わせが非常に優秀で、金ギレで大当たり濃厚を先読み、当該でプレミアが出ればラッシュ、出なければほぼ通常という分かりやすい仕様になる。
どうせ本番は93%継続のLT。
初当たりや下位ラッシュは通過点に過ぎない。
そう割り切って打ち始めたのだが、なかなか初当たりが取れない。
まあ他にも打つ新台はある。
いつか当たるだろうという感覚で、淡々と稼働を続けていた。
80%継続は意外と遠い
日を跨いで打ち続けていると、ようやく金ギレ発生。
プレミアてんこ盛りを入れているので、プレミアが出なければかなり厳しい。
そして案の定、プレミアは出ない。
結果は通常当たり。
とはいえ通常でも約600発。
アグネスで6Rを貰ったようなものだし、それすら出ない台が多い今のパチンコなら十分マシな部類である。
その日はそこで終了。
しかし新台も徐々に打ち尽くしてきており、連チャン未経験の機種も減ってきた。
そうなると自然とこの台を打つ機会も増える。
そして後日。

再び金ギレからプレミア発生。
今度は無事に下位ラッシュへ突入した。
80%継続である。
正直、1回当てるぐらいなら余裕だと思っていた。
ところがまさかのスルー。
LTにすら行けない。
これはかなり痛い。
やっちまった感がすごい。
だが失ったものは戻らない。
仕方なく再び初当たりを目指す。
すると驚いたことに、ラッシュスルー後すぐに再び金ギレ。

しかもまたプレミア発生。
同日中に80%継続チャレンジのテイク2である。
さすがに2連続でスルーはしないだろう。
そう思いながら右打ちを開始した。
ダンバインの亡霊
今度はしっかり当たりを引いてLT突入。
そして突入した時に思った。
これ、どう見ても初代ダンバインじゃね?

剣役物の動き。
最後の5回転が中速変動になる流れ。
最初の5回転をタイトル画面のまま消化する構成。
細かい部分まで見れば見るほど初代ダンバインである。
というか、もはや隠す気がない。
オマージュとかリスペクトとかいうレベルではなく、
パク……いやなんでもない。
さらに驚いたのが右打ち中。
なんと楽曲変更ができない。
カスタムもできない。
今の時代にである。
裏コマンドを使えば曲変更は可能らしいが、通常操作では変更できない。
普通なら開発者が利便性向上のため真っ先に実装する部分だ。
それをあえて削っている。
つまり技術的に出来ないのではなく、初代ダンバインに寄せるために意図的にそうしているのである。
ここまで徹底されると逆に気持ちいい。
中途半端に真似するぐらいなら、いっそ全部やってしまえ。
そんな潔さすら感じる。

肝心のLT結果は5連終了。
93%継続と考えると物足りない。
普通なら悔しがる場面だろう。
しかし不思議と満足感があった。
なぜなら初代ダンバインを打ったような気分になれたからである。
最近の台はカスタムで演出を削り、効率だけを求める方向へ進んでいる。
そんな中で、この台は演出で一喜一憂する昔のパチンコを思い出させてくれた。
まとめ
最初の5回転。
最後の5回転。
剣役物。
右打ち中の作り。
楽曲変更不可。
カスタム不可。
どこを切り取っても初代ダンバイン。
物凄いパク……いや、オマージュである。
だがここまで振り切ったならむしろ天晴れ。
プライドの無さも一周回れば個性になる。
93%継続は活かせず5連で終わってしまったが、妙な満足感だけはしっかり残った。
初代ダンバインの空気感をもう一度味わいたい人には、自信を持っておすすめできる一台だった。


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